VRZELのレコーディングを行っておりました。
チューニングからマイクやアウトボード選びまで楽曲に合わせたドラムサウンド




ドラムセットは常設のTAMA Granstar Custom(BD24x16,FT16x16,TT13x10,TT12x9)、スネアは常設のDW EDGE Series 14×5、シンバルはZildjian/K.Zildjian K Hihat14(Pr)、Zildjan/Z.Custom Medium Crash 19、Zildjan/Z.Custom Medium Crash 16、PAiSTe/Alpha Ride 20、PAiSTe 2002 NOVO CHINA 18を使用しております。
チューニングはエンジニアと色梛氏で行っており、アタックと胴鳴りを良いバランスで仕上げる事により、スピード感溢れるドラムプレイを最大限に生かして躍動感あるサウンドを収録してます。
色梛氏は今回初めてDW EDGEを叩いたとの事ですが、色梛氏とスネアの相性も良く抜群の鳴りで録り音の段階から素晴らしかったです。
●シグナルフロー
KICK_ON:AUDIX D-6→VINTECH AUDIO X73→Universal Audio 1176LN
KICK_OFF:YAMAHA SKRM100(SubKick)→NEVE 1272(Marinair)→TUBE-TECH LCA2B
SNARE_TOP:SHURE SM57→SSL XLogic SuperAnalogue Channel→Empirical labs Distressor EL-8
SNARE_BTM:SHURE SM57→Shadow Hills MONO GAMA→Shinya’s Studio 1U76 Rev.D
HH:AKG C451B→SSL XLogic Alpha VHD Pre→AVALON DESIGN AD2044
TOM(HIGH):AUDIX D-2→TL AUDIO IVORY2 5001
TOM(LOW):AUDIX D-2→TL AUDIO IVORY2 5001
FTOM:AUDIX D-4→TL AUDIO IVORY2 5001
TOP:AKG C414B-XLS→AMEK 9098DMA→UREI 1178
RIDE:RODE NT5→SSL XLogic Alpha VHD Pre→→AVALON DESIGN AD2044
ROOM:NEUMANN U87Ai→SSL XLogic Alpha VHD Pre→TUBE-TECH LCA2B
圧倒的な低域と音圧を持つベースサウンド

ベースは綺羅氏所有のESP STREAM、プリアンプにTECH21 SansAmp BASS DRIVER DI、コンプレッサーにEBS MultiComp、DIはAVALON DESIGN U5を使用しており、U5で音作りされたライン信号とU5をスルーした信号をAMPEG B5に送りライン録りとマイク録りを同時に行っております。
ライン録りの芯のある音程感とアンプ録りの低域と音圧との相性が良くダウンチューニングの楽曲の中でも埋もれる事ないサウンドが特徴です。
アンプ録りのコンプレッサーは2次倍音や3次倍音を付加する事が可能なEmpirical labs Distressor EL-8を使用して、微量なサチュレーションをつけて他ソースとの混ざりを良くしてます。
●シグナルフロー
AMP:AUDIX D-6→Shadow Hills MONO GAMA→Empirical labs Distressor EL-8
個々のキャラクターを生かしたギターサウンド

Яyoya氏はギターにDNS 蜉蝣、ヘッドアンプにMesa/Boogie Dual Rectifier、キャビネットにはMesa/Boogie Rectifier Standard Slant Guitar Cabinetを使用してます。
バッキングサウンドはチャンネル3を使用しており、ハイゲインと低域が特徴なヘビーなサウンドに。
モジュレーションエフェクターも併用して掛け録りする事で微妙なニュアンスも余すところなく収録してます。
昨今プラグインの精度が上がっており空間系エフェクターをミックス時に後掛けする方が多い傾向がありますが、エフェクターを掛け録りしてアンプ録りを行う事でニュアンスやタッチ感がリアルに表現され人間味溢れる仕上がりになり好評を頂いております。
CPR STUDIOには2種類のMesa/Boogieのキャビネットをご用意しております。
セミオープンで2種類のスピーカーを搭載しており音抜け良くが中低域が強調されるRoad King Slant Cabinet、音圧と低域が強調される特性を持っているRectifier Standard Slant Guitar Cabinetをご自由にお選び頂けます。
アンプ録りにはSENNHEISER e606、SENNHEISER MD421MK2、AKG C414B-XLSの3本のマイクを使用して、低域の再現性と空気感をしっかり収録してます。
●シグナルフロー
AMP_ON:SENNHEISER e606→NEVE 1272(Marinair)→SUMMIT AUDIO TLA-100A
AMP_ON:SENNHEISER MD421MK2→VINTECH AUDIO X73→AVALON DESIGN AD2044
AMP_OFF:AKG C414B-XLS→AMEK 9098DMA→TUBE-TECH LCA2B

玖氏はギターにPRS(Paul Reed Smith)Custom24、ヘッドアンプにDIEZEL HERBERT、キャビネットにはBASSON B412を使用してます。
バッキングサウンドはDIEZEL HERBERTのチャンネル2を使用しておりニュアンスと歪みが良いバランスで、ソロチャンネルはチャンネル2の状態で常設のMXR DISTORTION+にてブーストして存在感あるサウンドに。
今回使用したMXR DISTORTION+はDNSにてモディファイ(ダイオード交換、配線交換、トゥルーバイパス化、DCジャック変更)された特別仕様となっており、オリジナルに比べてきめ細かく纏まりのある歪みと低ノイズが特徴です。
アンプ録りにはSHURE SM57、LEWITT DTP 640 REXの2本のマイクを使用し、SHURE SM57では押し出しの強い中域をLEWITT DTP 640 REXは低域楽器用に設計されたダイナミックマイクとコンデンサーマイクの2系統で位相を崩さずDIEZEL HERBERTの密度のある低域をしっかり収録してます。
●シグナルフロー
AMP_ON:SHURE SM57→SSL XLogic SuperAnalogue Channel→Empirical labs Distressor EL-8
AMP_ON:LEWITT DTP 640 REX→Shadow Hills MONO GAMA→Universal Audio 1176LN
AMP_OFF:LEWITT DTP 640 REX→AMEK 9098DMA→UREI 1178
個々のキャラクターを生かしたギターサウンド

ボーカルマイクにはJZ Microphones Flamingo Standardを使用して真空管マイク独特の暖かみをある声を収録してます。
Flamingo Standardは非常に歪みにくいマイクであるので、歪みやすいシャウトやデスボイスの収録も歪みにくくパワー感のあるサウンドが特徴です。
●シグナルフロー
ON:JZ Microphones Flamingo Standard→VINTECH AUDIO X73→Universal Audio 1176LN
楽曲イメージをしっかりパッケージするレコーディングを行うCPR STUDIOはこちら
●VRZEL OFFICIAL SITE
http://vrzel.jp/